オールブランの食物繊維
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オールブランは自然の食物繊維がたっぷり含まれているブラン（小麦ふすま）と全粒小麦から作られていますが、ブランはあまり聞き慣れないものかもしれません。この「ブラン」とは小麦の外皮部分のことで、別名が「小麦ふすま」とも呼ばれているのです。
ブランにはお腹の健康に欠かすことのできない主に不溶性の食物繊維に加えて、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅も多く含まれています。実際の小麦の中でブランが占める割合は約13～18%となっていますが、実は一般的に小麦粉と呼ばれているものは製粉する過程で、この栄養価の高いブランの部分が取り除かれてしまっているのです。
しかしオールブランでは、その名の通りこのブランを主原料としており、その結果他の主要な主食と比較しても非常に多くの食物繊維を含んでいるわけです。ちなみに食物繊維とは、人間の消化酵素では消化、吸収されない成分で、「水溶性」と「不溶性」という大きく分けて2種類があります。
「水溶性」は果物や海藻、寒天などに多く含まれる水に溶ける性質の食物繊維で、大腸内の有害物質を包み込んで排出する作用があります。一方の「不溶性」は穀物やイモ、豆類に多く含まれる水に溶けない食物繊維で、これが大腸内の水分と毒素を吸って膨張し、腸壁を刺激して腸の排便を促してくれます。このように食物繊維は便秘を予防、解消してお腹をスッキリさせた状態にしてくれると同時に、腸内環境の健全化のためにも必要不可欠な成分となっています。補足ですが、食物繊維の一部は腸内で発酵して別の物質に変化し、体内でエネルギー源としても使われています。